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ボルドーが世界一有名な理由とは?フランスの三大ワイン産地として有名なボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュですが、中でもボルドーの知名度は圧倒的。「ワイン産地といえばボルドー」と言っても過言ではないほど世界中で知られています。 では、どうしてボルドーだけがこんなに有名なのでしょうか? それは、ボルドーの地形に秘密がありました。ボルドーは大西洋に近い港町で、古くから商業地として栄えていたんです。ボルドーを流れる3本の大きな川はワインの運搬にもとても便利で、主要取引先であるイギリスへの輸送も助けました。 さらに12世紀には、後のイギリス国王となるヘンリー2世の結婚によってボルドーはイギリス領となり、ボルドーワインは昔からの取引先であったイギリス人の手によって世界中へ紹介されるようになりました。 つまり「古くから栄える港町であったこと」、「イギリス領時代に世界中にボルドーが知られたこと」によって、ボルドーが他のワイン産地に比べて世界に知られるようになったわけです。 |
3本の川に育てられる銘醸ワインボルドーと聞いて真っ先に浮かぶのはムートン・ロートシルトやラフィットなど「5大シャトー」と呼ばれるトップワイン。1855年、格付け1級に選ばれた5つのシャトーです。 マルゴーやラトゥールなど5大シャトーは全て数万円〜数十万円で取引される高級ワインですが、ボルドーはその他にもペトリュスやル・パンなど100万円近くにもなるスーパーワインも産出しています。 ボルドーにはワイン産地としても恵まれた気候・土壌があり、高品質のワインを産み出す土台があるんです。 いくら古くから栄えた港町であろうと、イギリスの協力があろうと造られるワインが質の低いものであれば今のボルドーはありません。産み出すワインの素晴らしさ、港町とイギリスの後押し、全てが重なったことでボルドーは世界一のワイン産地となったんですね。 そんな高品質のボルドーワインを造るのに忘れてはならないのは、3本の川の存在。ドルドーニュ川とガロンヌ川、そしてその2つが合流したジロンド川です。 |
右岸はメルロー、左岸はカベルネ3本の川はそれぞれ異なる土を運び込むことから、流れ着いた岸の土壌も異なります。例えばドルドーニュ川の右岸は粘土が多く、ガロンヌ川からジロンド川の左岸では砂利や砂が多い土壌になっています。 土壌の質が違えば当然、相性のいいぶどうも違います。粘土質の多い右岸にはメルローが適し、砂利質の左岸ではカベルネ・ソーヴィニヨンが多く栽培されています。 1種類のぶどうでワインを造るブルゴーニュに対して、ボルドーでは数種類のぶどうをブレンドしています。このブレンドもボルドーワインの大きな特徴ですね。 |
力強さを持つカベルネ・ソーヴィニヨンに、滑らかさと奥行きを持つメルローをブレンドし、カベルネ・フランの緻密さがワインを引き締める。ボルドーの造り手はそれぞれの特徴を活かしながらブレンド比率を調整することで、より美味しいワインを造ろうと尽力しています。 数種類のぶどうをブレンドして造るワインにはもう1つメリットがあります。それが、安定したワイン造り。例えばカベルネを収穫する時期に雨が降ってしまった時にも、先に収穫したメルローがあればワインを造ることができます。気候によって生産量が大きく変わらないことも、古くから商業地として栄えたボルドーには必要不可欠な条件だったんですね。 ・商業地として栄える港町であったこと ボルドーが世界一有名で、世界中で評価されているのにはそういった理由がありました。 |
ボルドーの中の小さな地区のワインボルドーという産地については前述したとおりですが、もちろんブルゴーニュにヴォーヌ・ロマネ村やムルソー村があるように、ボルドーにも細かな地区があります。 ラトゥールやラフィットなど、世界で最も知られる1級ワインがあるメドック、「ガレージワイン」という小さなシャトーがひしめくサンテミリオン、ペトリュスなどボルドー最高値のワインを産出するポムロールなど……。 ぜひ各地のワインを飲み比べて、地区や品種による味の違いをご堪能下さいね! |
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