徹底した品質管理とテロワールを表現する思想の白
モンドヴィーノに登場、「メゾン・ドゥー・モンティーユ」
映画モンドヴィーノの中でもっとも印象に残ったのは、テロワールワインの権威ユベール・ド・モンティーユさんがお嬢さんアリックスさんを語るときにすっかりお父さんの顔になっていたこと(笑)。
ヴォルネイ村でフランス革命以前からワインを造ってきた歴史あるモンティーユ家から、21世紀についに2人の天才が新しいワインを生み出しました。「ドゥー・モンティーユ(2人のモンティーユ)」の冠に恥じない素晴らしい白の数々は日本上陸とともに業界を騒然とさせたほどの出来栄え。
こちらのグラン・シャロンはなだらなか斜面の畑で、2人は斜面でベストパートとなる中腹の区画のぶどうを贅沢に選果。父譲りの「テロワールを表現すること」に対する徹底した姿勢はモンドヴィーノの作品中にも登場しています。
はちみつやトーストのような古き良きムルソーのふくよかな香りが華やかながらも、味わいは驚くほどにミネラリー。きっちりと酸の存在を感じさせ、一時期心の無い生産者によってアメリカ市場向けに造られていたようなボリュームがあるだけのムルソーとは明らかに一線を画しています。
同じシャルドネでも新大陸で生まれる白とは全く違う、「これぞブルゴーニュ!」と拍手を送りたくなるような1本。モンドヴィーノを観たならば、まずこのワインを飲まないと始まりませんよ。 |