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ワイン・ショップ、イーエックス > メールマガジンバックナンバー 2001/07/05

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 イーエックス・メールマガジン【Vol.014】


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【はじめに】

こんにちは、イーエックス・ワインの永野寿子です。地元の商店街に短
冊をたくさんつけた笹が並んでいました。「もしかして七夕!?」なん
て思い出したのが2日前っていうのもだめですね、日本人として(笑)。

数年前(数十年前?)に「森英恵さんのようになりたい」と短冊へ書い
ていました。服飾関係の就職を目的に東京に出てきたのですが、今はす
っかりワインの世界にいます。商店街の笹はそんなことも思い出させて
くれました。母に暑中見舞いでも書いてみようかと思います。


さて、今日は情野ソムリエのコラム、「セイノズ・スコープ」が更新に
なりました。今回はシャトーヌフ・デュ・パプとロバート・パーカーに
ついてです。一体何のつながりが!? と思う方も、ぜひご覧ください。

[Sommeliere's CAFE SEINO's Scope Vol.002]
http://www.exwine.net/00000001/cafe_seino_scope_new.htm

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【目 次】

1本1本の紹介をきちんとしたいと思っています。とても長いメールマ
ガジンですから、気になるところを拾って読んでいってくださいね。


1:セイノズ・スコープが更新になりました。


2:キンキンに冷やしてどうぞ!
  ★シヴィール ミュスカ・ド・リヴサルト・アフロディ

3:全米8都市のメリタージュテストで堂々の総合1位!
  ★メリーヴェイル プロファイル・ルージュ 1997

4:白ワインは酸っぱくてどうも……という方こそ!
  ★アラン・グライヨ クローズ・エルミタージュ 1999

5:その土地らしい味わいを出すことが何より大切、と語る
  アンジェロ・ガイヤ氏が造り出すワイン
  ★ガイヤ・バルバレスコ 1994

6:チェック!
   次号「イーエックス・メールマガジン」のご紹介。
   コンテンツ更新、レアワイン、スポットワインの予告です。必見!

7:あとがき

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■■1:セイノズ・スコープ更新! ■■■■■■■■■■■■■■■

プロフェッショナル・ワイン・コラムの「ソムリエズ・カフェ」から、
トゥール・ダルジャン情野ソムリエによる「セイノズ・スコープ」が更
新になりました。

今回は南ローヌ、シャトーヌフ・デュ・パプのコラムです。パプの石こ
ろが畑にもらたす大きな役割、そしてその畑で育ったぶどうは……。

ぜひご覧くださいね!

[Sommeliere's CAFE SEINO's Scope Vol.002]
http://www.exwine.net/00000001/cafe_seino_scope_new.htm


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■ 2:キンキンに冷やしてどうぞ!              ■
■   シヴィール ミュスカ・ド・リヴサルト・アフロディ   ■
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★シヴィール ミュスカ・ド・リヴザルト・アフロディ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
S.I.V.I.R. Muscat de Rivesaltes Aphrodis
販売価格:2.120円/商品コード:7583001
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00002892&commandid=045

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■イーエックス・ワインで天然甘口ワインが初登場! ―――――――

     イーエックス・ワインで初めての天然甘口ワイン(VDN)
     のご紹介です。ご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思い
     ますが、まずはおさらいもかねて天然甘口ワインについてを
     簡単に……。

     「Vins Doux Natureles(ヴァン・ドゥー・ナチュレル)」

     略してVDNとも、天然甘口ワインとも呼ばれるこの特殊な
     ワイン。通常のワイン造りとは少しだけ違います。

     何が違うかというと、ワイン造りの段階で、ぶどう果汁が発
     酵している最中にアルコールを添加し、意図的に発酵を停止
     させるところです。

     そうすると、ぶどう果汁の中にアルコールに変わるはずだっ
     た天然の糖分が残ります。糖分が残っているから甘いのはも
     ちろんですが、天然のぶどうの糖分ですから、ワインになっ
     ても「ぶどうの果実そのものの甘味」を感じる糖分が得られ
     ます。

     今日の1本目は、そんなぶどうの果実を食べているような甘
     味がおいしい天然甘口ワインです。

■マスカットからできるワイン ―――――――――――――――――

     Muscat、フランス語の発音でミュスカですが、よく果
     物屋さんの店頭に並ぶ、あの緑色をしたマスカット種のこと
     です。

     ミュスカから造られるワインの多くは、ミュスカそのものの
     フレッシュでフルーティな甘味のあるワインに仕上がります。
     今日ご紹介するこのミュスカ・ド・リヴザルトもそうです。

     ミュスカ種はワインになったばかりの状態がいちばん美味し
     いとされ、熟成されることはほとんどありません。VDNに
     も熟成向きとそうでないものとありますが、ミュスカは後者
     です。ということは、今です! ワインを入荷した今が美味
     しいんです!

     いつもワインを買っては熟成させたくてもさせられずに、葛
     藤を抱いたままワインを飲んでいませんか? このワインは
     何もためらうことはありません。今がまさに飲み頃なんです!

■ミュスカ・ド・リヴザルト ――――――――――――――――――

     南仏、ルーション地方に含まれるこのアペラシオンは、北に
     コルビエール、西にカニグー、南にあるベールの山々を従え
     たカール状の地形にぶどう畑が拡がり、土壌は頁岩、片麻岩、
     花崗岩、石灰質土壌などが交互に存在します。

     冬も比較的暖かく、夏はなんといっても南仏です。暑くとも
     カラリと乾燥した心地よい夏の地中海性気候です。おかげで
     ぶどうの糖分もグンとあがり、その強い日照によって病気の
     心配もなく、天然甘口ワインに最適なぶどうが得られます。

     黄金色をした輝きのあるワインはとてもまろやかで、ミュス
     カ(マスカット)そのものを噛んでいるような濃厚な味わい
     と、新鮮な果実の香りがとても印象的です。余韻もとても長
     く、口の中にいつまでもフレッシュなマスカットが残るよう
     な感じです。

     しっかりと主張する味わいと個性を持っていますから、キン
     キンに冷やしてもじゅうぶんにワインの味が伝わります。最
     適温度は9℃から10℃と言われていますが、お好みで調節
     してみてくださいね。私は2時間前くらいから冷蔵庫で冷や
     し始めるとちょうどいいかな、と思いました。

     かもめーるのこの季節ですから、やっぱりキンキンに冷えた
     ワインが美味しいですよね! デザートにこのミュスカ・ド・
     リヴザルトをかけてフルーツシャーベットをどうぞ。よく冷
     えたフルーツやフルーツケーキに少し染み込ませてみると、
     いっそう美味しくお召し上がりいただけますよ。

     ロックフォールのようなブルーチーズにも相性は抜群ですか
     らぜひお試しくださいね! 余ってしまってもご心配なく。
     お菓子作りにとても役立ってくれちゃいますから。

■このワインはこちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★シヴィール ミュスカ・ド・リヴザルト・アフロディ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
S.I.V.I.R. Muscat de Rivesaltes Aphrodis
販売価格:2.120円/商品コード:7583001
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00002892&commandid=045

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■                              ■
■ 3:全米8都市のメリタージュテストで堂々の総合1位!   ■
■  メリーヴェイル プロファイル・ルージュ 1997    ■
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★メリーヴェイル プロファイル・ルージュ 1997
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Merryvale PROFILE Napa Valley 1997
販売価格:9.200円/商品コード:7800175/販売本数 6本限定
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00003082&commandid=045

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■実は大好きなワイナリーです ―――――――――――――――――

     すでに3回もの訪問経験がある、私の大好きなメリーヴェイ
     ルをご紹介します。私がカリフォルニアワインファンになっ
     たきっかけとなったのもこのメリーヴェイルと出会ってから
     なんです。

     私が始めてメリーヴェイルを訪問したのはちょうどプロファ
     イルの1994年がリリースされたときでした。このとき全
     米8都市で行われた「メリタージュテイスティング」があり、
     プロファイルは見事、総合で第1位を獲得しています。

     ※メリタージュ:ボルドー品種であるカベルネ・ソーヴィニ
      ヨン、メルローなどをブレンドしたもの

     ちなみにその時の結果は下記の通りでした。

     ………………………………………………………………………

     1位 メリーヴェール・プロファイル
     1位 インシグニア
     3位 ケイマス・スペシャルセレクション
     4位 オーパス・ワン
     5位 パルメイヤー
     6位 ファー・ニエンテ
     7位 ドミナス

     ………………………………………………………………………

     今、大人気のオーパスワンやパルメイヤーより人気があり、
     高く評価されていたんです。

■そして1997年の評価は! ―――――――――――――――――

     1997年ヴィンテージはまたまた出来がよかったのです。

     実はワインスペクテーターでは、カリフォルニアで一番高値
     で取引されているあの「ハーラン」と同じ97ポイントをと
     っています。

     その理由はというと。実は1997年のヴィンテージからワ
     インメーカーがかわりました。それまではハーランでワイン
     メーカーをしていたボブ・レヴィーさんが務めていらっしゃ
     いましたが、1997年からはストーン・ストリートからス
     ティーヴ・テストさんが抜擢されました。

     この2人の醸造の違いをあえて言うなら、清澄の仕方です。
     ボブ・レヴューさんは基本的に清澄しませんでした。完全に
     ノンフィルターです。しかし、スティーヴ・テストさんは1
     997年のプロファイルに関して、バランスを重視するため
     にタンニンが強すぎると判断し、卵白をつかって清澄をしま
     した。

     もちろん、スティーヴさんにバトンタッチされてからは、畑
     での栽培法や樽の使い方、醸しの長さなどもスティーヴ流に
     変わってきているはずです。

■実は私はスティーヴ・テストさんに会ったんです! ―――――――

     一昨年、私の3回目のメリーヴェール訪問のチャンスがあり
     ました。今回はスティーヴ・テストさんにもお会いすること
     ができたのです。

     そのとき、この1997年のプロファイルを樽から試飲させ
     ていただきました。

     スティーヴさんがプロファイルに求めるのは、凝縮された果
     実味、深み、カリフォルニアらしいリッチな香りと味わいを
     充分に持ち、それでいてシルクのように滑らかでエレガント
     なワインです。

     収穫前とブレンドの時には必ず、渡米するミッシェル・ロー
     ランと各ロットについて感想を交換するのだとか。こっそり
     とスティーヴが話してくれました。

     「ミッシェルは世界中の畑やワインを見ている人だから、も
     ちろん彼の意見はとても参考になる。でも最終決定はすべて
     僕の責任だから」

     ワインメーカーとしての責任感と自信のほどが伺えますね。
     彼はミッシェル・ローランが好むすらりとしたエレガントな
     スタイルに対して、もっとパワフルなスタイルが好きだとも
     話してくれました。

     プロファイルはたしかにパワーがありますが、それだけでな
     く、エレガントさも持ちあわせているワインであるというの
     が私の印象です。

■ベックストーファーの畑 ―――――――――――――――――――

     1997年のプロファイルにはナパで3本の指に数えられる
     という栽培家である「ベックストーファー」の畑で育ったぶ
     どうを使用しています。

     プロファイルのために、カベルネのロットの中でもよりすぐ
     ったものを用いています。ベックストーファーとは、アンデ
     ィ・ベックストーファーという栽培家がナパ・ヴァレーを中
     心に高級ぶどう栽培をする栽培農家です。

     「農家」というと語弊があるかもしれませんね。アンディは
     何百人という従業員を駆使してぶどう栽培を大きなビジネス
     にしています。プロファイルを造るメリーヴェイルでもベッ
     クストーファーというシングルヴィンヤード(単一畑)ワイン
     もリリースしています。プロファイルはそんな優れたロット
     を結集して生まれたワインなんです。

     このプロファイルは、ベックトーファーの畑から選ばれた優
     秀なぶどうを使い、ミッシェル・ローランさんのアドバイス
     を取り入れ、スティーヴさんの醸造哲学が光ります。全米8
     都市のメリタージュ・テイスティングで総合1位というのも
     納得の1本です。

     なかなか市場では見かけることのないプロファイルが本数限
     定で入荷しましたので、このチャンスを見逃さないで下さい
     ね!

■このワインはこちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★メリーヴェイル プロファイル・ルージュ 1997
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Merryvale PROFILE Napa Valley 1997
販売価格:9.200円/商品コード:7800175/販売本数 6本限定
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00003082&commandid=045

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■                              ■
■ 4:白ワインはすっぱくてどうも……という方こそ!     ■
■   アラン・グライヨ クローズ・エルミタージュ 1999 ■
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★アラン・グライヨ クローズ・エルミタージュ 1999
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Alain Graillot Crozes-Hermitage 1999
販売価格:2.120円/商品コード:7526509
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00002861&commandid=045

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■クローズ・エルミタージュの名を高めた功績者 ―――――――――

     クローズ・エルミタージュは、あの有名なローヌの別格級の
     ワイン「エルミタージュ」の名を冠しているものの、エルミ
     タージュの中に含まれているわけではありません。ご近所で
     あるというだけであって、とても広い栽培エリアの総称です。

     広いエリアだけに、土壌も花崗岩、砂質、石灰岩、粘土、と
     幅広く、また心ある生産者から、他のビジネスのついでにワ
     イン造りをしている人もいたりと、最近までクローズ・エル
     ミタージュは総じて「有名な名前をかりた並酒」という扱い
     でした。

     しかし、このアペラシオンの名前を飛躍的に高めたのが、ア
     ラン・グライヨさんの造るワインです。

     まわりの生産者たちも「品質にこだわれば需要もあるし、き
     ちんと造れば高く買ってもらえるんだ」と彼の成功に刺激を
     受け、今ではこのアペラシオンには数多い優良な生産者達が
     しのぎを削るようにまでなりました。

     今はみんな元気のない不況の日本にも、誰かこういう情熱に
     満ちた成功者が現れれば、環境がかわるかもしれませんね。

■脱サラ生産者!? ――――――――――――――――――――――

     このグライヨさん、なんとたった15年程前まではパリでセ
     ールスマンをしていて、ワイン造りの詳しいことなんてほと
     んど知らなかったそうです。

     1985年、当時「並酒」と多くの人がみなしていたクロー
     ズ・エルミタージュの地にやってきた彼は、まず畑をレンタ
     ルしてそこでワインを造り、成功をおさめてしまいます。1
     988年に今の8ヘクタールの畑のついたワイナリーを買い、
     1992年からそのワイナリーへ移住して本腰を入れました。

     ワイン造りの世界では本当に珍しい「短期間のサクセス・ス
     トーリー」です。

     そしてクローズ・エルミタージュ全体の評価まであげてしま
     ったのですから、本当に「スーパー脱サラ」です。

     本来農業関係の仕事のセールスマンだったそうですからワイ
     ン造りの素養はあったのでしょうが、アドヴォケイト誌(ロ
     バート・パーカー)、スペクテイター誌、クラスマン誌など、
     ワイン専門誌のどれをとっても、数多くの生産者のひしめく
     広いクローズ・エルミタージュのエリア内でトップ評価とな
     っていることは驚きです。それにしても凄い情熱ですね。

■やっぱり人間性がワインの品質につながります ―――――――――

     ほとんどワイン造りを知らなかった彼が、なぜ短期間にここ
     まで優れたワインを産み出せたのでしょうか?

     やはりグライヨさんの情熱とお人柄だと思います。

     ジャブレさん、シャーヴさん、ギガルさんといったエルミタ
     ージュ・エリアの最高の造り手たちとの交流の中で、彼のワ
     イン造りがより進化されていったそうです。

     また最近では、物議を醸しているコルナス村の若手、ジャン・
     リュック・コロンボさんとの交流もあるそうです。常に自分
     の醸造栽培を向上させようという意欲に満ち溢れているんで
     すね。

     「類は友を呼ぶ」といいますが、彼のお話しを聞いていると、
     品質へのこだわりを持つ人たちが自然にまわりに集まって来
     るかのようです。

     とても頭の回転がよさそうな印象の一方、温厚な笑顔で物静
     かに話をする彼の落ち着いたお人柄は、やっぱりこの地の伝
     説の造り手にふさわしいと思いました。

     ブルゴーニュのデュジャックさんも、情熱ある造り手たちと
     の人間関係や交流にも支えられて自分の技術を高めたそうで
     すが、やっぱり、ワインは「人」ですよね。

■クローズ・エルミタージュ・ブラン ――――――――――――――

     このワインは平均樹齢15年強の比較的若いぶどう畑から造
     られます。そうですよね、1988年に購入した畑ですもの
     ね(笑)。

     マルサンヌというこの地の最高の白ぶどうといわれる品種を
     80%使い、残りにルーサンヌ種を用いています。

     マルサンヌの特徴は、しっかりとした熟した果実と厚みのあ
     る酒質、それになめらかな口当たりのすばらしさですが、そ
     の分酸が少し弱く、「もったり」としがちであるといわれま
     す。

     しかし、グライヨさんのワインは厚みと果実味のある酒質に
     もかかわらず、酸も適度にあるので、とてもバランスの良い
     上質なものになっています。

     これは、酸を少しでも失わないよう、醸造段階でのスキンコ
     ンタクトを行わないようにしたり、マロラクティック発酵
     (爽やかなリンゴ酸をまろやかな柔らかい乳酸に変える発酵
     です)を行わないように管理したりと、充分な注意を払って
     いるからです。

     またクローズ・エルミタージュの白は泥臭いような「やぼっ
     たさ」がでることが多いのですが、彼はセラーを常に清潔に
     保つことで、メリハリのあるクリーンなワインを造るのに成
     功しています。

     金木犀(きんもくせい)の花の香りと、乾燥したアプリコッ
     トや洋梨などの熟したフルーツ香がうっとりするほどかぐわ
     しく、味わいは原料となるぶどうの南の産地らしい酒肉の厚
     さを、穏やかな酸が下支えしていて「見事」としか言いよう
     がありません。

     「白ワインはちょっと酸っぱい気がして……」という方。こ
     のグライヨさんの白ワインを試してみてはいかがでしょうか?
     夏ばて防止のためにビタミンAたっぷりの豚肉を、冷シャブ
     にしてごまだれと合わせてみてくださいね。

■このワインはこちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★アラン・グライヨ クローズ・エルミタージュ 1999
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Alain Graillot Crozes-Hermitage 1999
販売価格:2.120円/商品コード:7526509
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00002861&commandid=045

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■ 5:その土地らしい味わいを出すことが何より大切、と語る  ■
■   アンジェロ・ガイヤ氏が造り出すワイン         ■
■   ガイヤ・バルバレスコ 1994            ■
■    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄            ■
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★ガイヤ・バルバレスコ 1994
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Gaja Barbaresco 1994
販売価格:13.500円/商品コード:7800003/販売本数 6本限定
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00003083&commandid=045

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■アンジェロ・ガイヤという人 ―――――――――――――――――

     「アンジェロ・ガイヤ」は1940年、バルバレスコ生まれ
     で、決断力のある躍動的な人と言われています。

     私も昨年東京で行われたヴィネクスポでガイヤさんにお会い
     したのですが、例えば何か重要なことを話そうとする時には、
     低い声でゆっくりと慎重に、確信を持ち、私の目をまっすぐ
     見て話します。「四角いあごは力を持つ男の人の象徴」とい
     うことを思い出してしまいました。

     一方で彼は緊張感を持って心配そうな顔つきをしたりもしま
     す。彼は満足するということを知らないのです。

     彼の衣類のエレガントさ、英語の話し方の自然さ、支配力を
     持つその言葉が、彼のイメージを有能な事業家、疑いの余地
     のない世界レベルのワインメーカー、そしてマーケティング
     リーダーにしているようです。

     世界中で彼は最も有名なイタリア人醸造家として知られてい
     ます。

■決して人を批判しない人 ―――――――――――――――――――

     ピエモンテ州にはもうひとつ、バローロという偉大なワイン
     があります。このワインはよく伝統主義、革新派などと製造
     方法によって分けられます。

     バローロも造っているガイヤさんに伝統主義、革新主義につ
     いてを聞いても、彼は多くを語りません。きっとこの沈黙は
     両方の肯定を意味しているのでしょう。彼にとっては大切な
     のは、製造方法よりも「いかにその土地らしい味わいのワイ
     ンを造り出すか」です。

     実際彼は今まで3種類の単一畑名入りのバルバレスコを生産
     してましたが、その3つの畑名入りのワイン造りを止め、バ
     ルバレスコは今回皆さんにご紹介しているものだけとなって
     いきます。

     これは、私たち消費者は名前が入っているほうが高級に感じ
     てしまうことを、アンジェロ・ガイヤさんは知っているから
     です。本来はそれぞれの畑にそれぞれの特徴があるから3つ
     に分けたのですが、世間はそうは捉えませんでした。そこで、
     彼は自分のフラッグ・シップはひとつで良いと判断したので
     す。

     蛇足ですが、フラッグシップはひとつということで、先にお
     話したバローロの生産も終わっていきます。今後はランゲD
     OCとしての販売が予定されています。

■アンジェロ・ガイヤ。その楽しみ方 ――――――――――――――

     アンジェロ・ガイヤさんは大の「渋み好き」です。ですから
     ワインも渋みと酸味がしっかりとしたワインに仕上がってい
     ます。彼は、そんなワインをぜひとも食事と一緒に楽しんで
     欲しいと語っています。

     もちろんワイン単体で楽しんでももちろん美味しいのですが、
     しっかりと味付けのしてある赤身のお肉や、味の濃いチーズ
     と楽しんでみたらいかがでしょうか。

     ぶどうと風土のことを真剣に考えゆっくりと丁寧に造られた
     ワインですから、出来ることなら飲む準備もゆっくりと、飲
     み方もゆっくりと楽しみたいものです。

     例えば飲む前日から栓を開けておき、静かに立てて起きます。
     今回のヴィンテージは1994年ですからそのまま食卓に並
     べられます。

     ガイヤさんと、彼の造り出すワインの魅力を十分に感じられ、
     不思議と「心と時間」に余裕ができてしまうような1本です。

■このワインはこちらから ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★ガイヤ・バルバレスコ 1994
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Gaja Barbaresco 1994
販売価格:13.500円/商品コード:7800003/販売本数 6本限定
http://www.exwine.net/servlet/csb?shopcode=00000001&sku=00003083&commandid=045

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■■6:チェック! 次号のレアワイン、スポットワイン予告■■■■

     毎月第2火曜日はイタリアにいるあの年中夏男、横田ソムリ
     エからのフィレンツェ・レポート「サテライト・イタリア」
     が更新になります。

     7月10日(火)の17時をお楽しみに!
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■次回のレアワイン、スポットワイン ――――――――――――――

     ★ドミニオ・デ・ピンガス 1997
     ★シャトー・パルメ 1974
     ★他、カタログから2アイテムご紹介予定です


■■7:あとがき ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

昨日(7月4日)はアメリカ独立記念日です。サテライト・カリフォル
ニア担当の康子キャドビーさんからこんなメールをいただきました。

……………………………………………………………………………………
今日は各市町村の主催であちこちで10時前後になると花火大会です。
日本と同じですね。ひとつ違うのは、「10時にはじまりますよー」と
公表してあっても時間ぴったりには絶対はじまらないことです。子供た
ちは(私も含めて)待ちくたびれて寝たこともありましたよ。
……………………………………………………………………………………

アメリカらしいといえばアメリカらしいですよね。きっと大騒ぎだった
んでしょうね。アメリカ独立記念日をアメリカで過ごされた方、どうで
すか?


イーエックス・ワイン代表 永野寿子

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【コミュニティからこんにちは】

こんにちは、イーエックス・ワインの永野由香です。オフライン・ミー
ティングVol.2へのたくさんのお申し込みをありがとうございます。
定員の枠がとても小さいせいもありますが、あと少しで締め切りになっ
てしまいます! ご希望の方はぜひお早めにお申し込みください。

「1人で行くのは不安だ」
「ワインのこと全然知らないから場違いだろう」
「僕はワイン好きだけど、彼女は今いちかもしれない」

なんて不安を抱えていらっしゃる方は何も心配ありません! 一緒にわ
いわいと楽しむだけの会ですから、どうぞお気軽にご参加くださいね。

何かわかりにくいことなどがありましたら遠慮なくお問い合わせくださ
い。

イーエックス・ワイン 永野由香

[Community]
http://www.exwine.net/00000001/com.htm

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イーエックス・ワインのカタログは、発見のワインが満載です。

http://www.exwine.net/00000001/catalog.html

メイン・セラーのページが新しく、とてもわかりやすくなりました。お
時間のあるときにゆっくりウィンドウ・ショッピングをしてみてくださ
い。お気に入りの一本をぜひ見つけてくださいね。

感想、メッセージなどは info@exwine.netまでお気軽にどうぞ。
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【イーエックス・メールマガジン Vol.014】
■発行人
・永野寿子【hisako@exwine.net】
■発行
eX WINE.inc.
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢2-14-3
TEL:03-5726-3470
FAX:03-5726-3471
http://www.exwine.net/
info@exwine.net
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報があれば、どんどんお友達に転送してくださいね。なお商用利用につ
いては、事前にご相談ください。

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